今、必要なもの

しまじろうの学習ワークの案内が届きました。
プラス500円ちょっとで、
今の教材に、学習ワークがつけられるとのこと。
サンプルがついていたので早速梨紗にやらせてみました。
梨紗は大体できたんだけど、
ただひとつ、できないものがありました。
1から10まで数字が書いてある葉っぱの上を
1・・2・・と数えながら、
指でカエルになってぴょんぴょん葉っぱを飛び越えるというもの。
7までは上手にできるんだけど8の辺りから
指がごにょごにょ変な動きを始めて、
ちゃんとゴールにたどりつけない。
途中までできるのに、後半ができないことが私には理解できず、
「なんでできないの?もいっかい!・・・もいっかい!!」
と、だんだん私がヒートアップしてきちゃいました。
一緒にやると上手にリズムをとってできるんだけど
今度はなぜか『10』が言えない。いつも『9』で終わっちゃう。
「なんで10って言わないの!」
私は怒っちゃいけない怒っちゃいけない・・
と心で思いながらも、苛立ちを止められずに
梨紗に無理強いをしてしまっていました。
梨紗もだんだんお勉強が嫌になり、
最初は自分からよろこんで開いていたワークに
よりつきもしなくなりました。
これじゃ勉強嫌いになっちゃう!
終わった後に、思ったとおりパパに指摘されました。
「梨紗がかわいそうだよ。
 ママにとっては簡単なことでも、
 梨紗はまだ何もかも未熟なんだから難しいんだよ。」
と。
確かにそう。そんなことわかってる。(頭では)
私が怒ったりしたら余計に梨紗がおびえちゃって
できることもできなくなっちゃう。
それは自分が小さい頃によくわかっていたはずなのに・・・。
『まだできなくていい。できなくて当たり前。』
のことなのに、課題を目の前にすると燃えてしまう。
こんな私は子供にお勉強を教えてはいけない。
パパにまかせよう。と悟りました。
とりあえず、このワークは梨紗のためにも自分のためにも
今始めるのはやめておくことにします。
大人側が『出来た人』じゃないと、こんなワークは子供を苦しめるだけ。
私みたいな未熟な親には、とても扱いきれない。
たった数ページのサンプルだけど、そのことに気づくには十分でした。
梨紗にとっての『学習』にはまだこんなもの必要ない。
日々の生活の中で楽しんで学習することはいっぱいあると思います。
だってまだ3歳になったばっかりなんだし。
保育園の梨紗の連絡帳に先生から
『お散歩中に「先生、ほらお花だよ。きれいだね。」と教えてくれました。』
と書いてありました。
それで十分。今は本当にそれで十分です。